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こんにちは、庶民派ブロガーのピロです。秋になると必ず出る論争が「餌は控えめ」か「秋こそ爆食」か。結論から言うと、どちらも正解で“条件次第”。今日は「なぜ秋管理が重要か」「屋外越冬か室内避難かの分岐」「条件付きの爆食プラン」「控えめが正解の日の見極め」「室内避難組の準備」を、実践に落としてまとめます。
結論
- 秋は冬を乗り切る体力づくりのラストチャンス。条件が揃う日は短期集中でしっかり食べさせるのが正解。
- 屋外越冬の目安は体長1.5cm以上+体幅があること。未満は室内避難で安全に。
- 爆食は「水温(日中)20〜24℃・DO(酸素)安定・アンモニア/亜硝酸=0」が前提。曇天・低気圧・朝冷え込みが強い日は“控えめ”に切り替える。
なぜ秋の管理が重要なのか?
- 冬は代謝が落ち、ほぼ食べなくなる(地域によるが水温10℃以下で顕著)。秋に内臓脂肪と筋肉をつけた個体ほど越冬後の立ち上がりが良い。
- 体力が足りない個体は冬越し中の体力低下や春先の体調不良(産卵不調、尾ぐされリスク)につながる。
- 寒暖差(昼暖かい・夜冷える)が大きい季節。餌量を誤ると未消化・白濁で逆に落とすことも。だから“条件付きで増やす”のがコツ。
屋外越冬組 vs 室内避難組(判断基準)
屋外越冬OKの目安
- 体長:1.5cm以上(できれば1.8cm〜)
- 体幅:腹がふっくら(痩せ細りはNG)
- 群れ行動:日中しっかり泳ぎ、餌への反応が良い
- 環境:発泡スチロール容器・十分な水量・落ち葉や水草での隠れ家・弱エアか無通電でも酸欠にならない設計
室内避難が無難な個体
- 体長1.5cm未満/痩せ気味/病み上がり
- 秋雨や低気圧で食いが安定しない
- 産卵後で痩せた親
地域補正
- 寒冷地:越冬サイズの目安を+0.2〜0.3cm盛る
- 温暖地:日照が短い・ビオが小さすぎる場合は慎重に
秋の「爆食」のススメ(条件付きルール)
- 爆食OKの条件チェック
- 日中水温20〜24℃(朝が15℃未満の日は控えめ)
- 溶存酸素(DO)対策あり(弱エアで表面が“さざ波”)
- 水質が安定(アンモニア/亜硝酸=0、匂いなし)
- 与え方(高タンパク×小分け)
- フード:粗タンパク40〜50%のメダカ用小粒 or 稚魚〜若魚用
- 回数:日中に2回(午前・午後)。2〜3分で食べ切る量
- 補助:生餌(タマミジンコ等)を少量混ぜると消化が進みやすい
- 消化サポート:1日おきに“消化にやさしい小麦胚芽系”へ切替えて腸を休ませる
- リスク管理
- 週2回・各10%の小分け換水(温度差±2℃以内)
- 白濁・油膜・匂いが出たら即“半量に減餌”+10%換水を連日2日
- ヌマエビ/ヒメタニシ同居水槽は残餌を出さない(夜間酸欠・殻ダメージの原因)
「控えめにする」が正解の日(スイッチの目安)
- 朝の水温が15℃未満
- 低気圧・雨で日照が弱い日
- 前日から食いが落ちている/ふん詰まり気味
- 水面のパクつき・白濁・匂いがある → その日は1回のみ、量も半分。消化にやさしい餌に切り替え。夜の給餌はしない。
室内避難組の準備(チェックリスト)
- いつ移す?:屋外の朝水温が15℃前後に落ち始めたら計画開始。体長1.5cm未満は早めに
- 容器:20〜40Lのプラ箱/水槽(底は掃除しやすく)
- 濾過&エア:スポンジフィルター+弱エアで安定
- 水温:無加温なら18〜22℃、加温なら22〜24℃(上げ幅は1日+2℃まで)
- 照明:12〜13時間(産卵を止めたい場合は自然日長)
- 水合わせ:点滴法で60〜90分(温度差±2℃以内)
- 隠れ家:モス/ウィローモス、浮草少々で安心感
- 餌:小粒2回(2〜3分完食)。週1で控えめデー(腸休め)
- 注意:塩・銅系の薬はヌマエビ/ヒメタニシ同居水槽では使わない(治療は別容器)
1週間の運用テンプレ(屋外・秋仕様)
- 月:午前/午後に小分け給餌、10%換水(晴天)
- 水:観察強化(食い・ふん・泳ぎ)、必要ならサイズ分け
- 金:10%換水、週末に備えて餌をやや控えめ
- 土:日中が暖かければ“やや多め”に(条件付き)
- 日:掃除は軽く。夜の給餌はしない
よくある質問(Q&A)
Q. 「爆食」はどのくらいの期間やる?
A. 日中20〜24℃が続く間の2〜3週間が勝負。毎日ではなく“条件が揃った日だけ”実施が安全。
Q. 冬も少しは餌を与えるべき?
A. 屋外無加温で10〜12℃以下なら基本与えない。暖かい昼に反応があれば“1粒ずつテスト”程度で十分。
Q. 痩せ気味の親は?
A. 高タンパクを少量多回。2日に1回は胚芽系で腸を休め、週2回の小分け換水で水質を崩さない。
まとめ
- 「秋は控えめ」も「秋こそ爆食」も、条件次第でどちらも正解。ポイントは“日中水温・酸素・水質”の3条件。
- 屋外越冬は“1.5cm以上&ふっくら体型”が目安。未満は室内へ。
- 集中して食べさせる日と、控える日の切り替えができれば、越冬〜春の立ち上がりが格段に楽になります。
地域差や個体差はあるので、みなさんの環境“日中水温・朝の最低水温”を観察してあげながら、最高の準備をして、また来年、一回り大きくなった元気なメダカたちに会いましょう!


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