【メダカの引っ越し】水槽交換のベストな時期は?失敗しない水合わせと注意点を徹底解説

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こんにちは、庶民派ブロガーのピロです!

先日、いつもブログを読んでくださっている読者の方から、「発泡スチロール水槽のコケ汚れが除去できず、引越しを考えているので注意事項を教えて欲しい」とご質問をいただきました。

なんと的確で、素晴らしいご質問…! そうなんです、発泡スチロール水槽は断熱性が高くて最高なんですが、使っているとコケが染み付いて、擦ってもなかなか取れなくなりますよね。僕も全く同じ経験があります。

この「メダカのお引っ越し」、実は手順を間違えるとメダカが全滅しかねない、非常にデリケートな作業なんです。

今回は、この貴重なご質問にお答えする形で、大切なメダカを安全に新しいお家に移すための、完璧な手順と注意点を徹底解説します!

大前提!引っ越しの成否は「バクテリア」と「水温」が全て

細かい手順の前に、まず結論から。メダカの引っ越しで最も重要なことは、たった2つです。

  1. 古い飼育水を「半分以上」新しい水槽に入れること!
  2. 新旧の水槽の「水温」を完全に同じにすること!

これさえ守れば、失敗のリスクは9割減らせます。では、なぜこれが重要なのかも含めて、具体的なステップを見ていきましょう。

ステップ1:いつやる?引っ越しのベストタイミング

人間も、真夏や真冬の引っ越しはキツいですよね。メダカも同じです。 彼らにとって最も快適で、負担が少ない時期を選んであげましょう。

  • ベストシーズン:春(4月〜6月)と 秋(9月下旬〜11月上旬)
    • 理由: 水温が20℃〜26℃前後で安定しており、メダカ自身の活性が高く、体力も十分だからです。多少の環境変化にも耐えやすい時期と言えます。

ステップ2:最重要!失敗しない引っ越しの全手順

さあ、いよいよ実践編です。焦らず、一つ一つ丁寧に行いましょう。

① 新しい容器を準備する

新しい発泡スチロールやプラ舟は、軽く水洗いするだけでOKです。洗剤は絶対に使わないでください。

② 「魔法の水」を移す

ここが一番大事!今まで使っていた古い飼育水を、半分以上、新しい容器に移します。 「汚れた水じゃ意味ないんじゃ?」と思うなかれ!この水には、メダカのフンなどを分解してくれる「ろ過バクテリア」という、目に見えない大切な微生物がたくさん棲んでいます。このバクテリアごと引っ越しさせることが、急激な水質悪化を防ぐ最大のポイントです。

③ 「バクテリアの住処」も少しお引越し

可能であれば、古い水槽の底に敷いていた赤玉土や砂利などを、軽くすすいでから一掴みほど、新しい水槽の隅に入れてあげましょう。ここにもバクテリアが大量に棲み着いています。まさに「バクテリアのお種」です。

④ 新しい水を追加し、徹底的に「水温合わせ」

新しい容器に、カルキ抜きした新しい水を静かに追加します。 そして、メダカを移す前に、古い水槽と新しい水槽の水温が完全に同じになるようにします。デジタル水温計を使って、0.1℃単位で合わせるくらいの気持ちで! [一個あると超便利!デジタル水温計はこちら]

ここはカルキ抜き剤を入れるのではなく、同じ環境の外に置いてカルキ抜きと温度合わせを同時に行うのがオススメです。

⑤ メダカを優しく移動

水温が同じになったことを確認したら、網などを使ってメダカを優しく掬い、新しいお家に移してあげます。

ステップ3:引っ越し後のデリケートなケア

人間も、引っ越し当日は疲れて食欲もあまりないですよね。メダカも同じで、大きなストレスを感じています。

  • 当日から2〜3日は、餌やりは控えるか、ごく少量にする。
  • むやみに覗き込んだりせず、静かに見守ってあげる。

この「そっとしておく」優しさが、メダカの体力を回復させます。

【番外編】どうしても真夏・真冬に引っ越すなら…

基本的にはおすすめしませんが、容器の破損などでやむを得ない場合もあります。その際は、以下の点に命がけで注意してください。

  • 真夏: 涼しい朝方や夕方に行い、高水温での作業を避ける。新旧の水温差が出やすいので注意。
  • 真冬: とにかく「水温合わせ」が全てです。新しい水が冷たいと、メダカは一瞬でショック死します。ヒーターなどを使ってでも、1℃も違わせない覚悟で臨んでください。

まとめ:丁寧な作業が、メダカの命を救う

メダカの引っ越しは、飼育者が行う作業の中でも特に神経を使うものです。

  • 引っ越しは気候の良い春か秋に!
  • 古い水と底砂は「お宝」!必ず新しい水槽へ!
  • 水温合わせは「絶対」!

この3つの鉄則を守れば、あなたのメダカたちもきっと新しい環境にスムーズに適応してくれるはずです。 貴重な質問をくださった読者様、本当にありがとうございました!この記事が、同じ悩みを持つ多くの飼育者さんの助けになれば幸いです。

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