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こんにちは、庶民派ブロガーのピロです。「今年は全然産まない…猛暑のせい?」という相談をいただきました。高水温は大きな要因ですが、その前に整えるべき“卵を産む4条件”があります。この記事では、優先順位をつけて原因を潰し、今からでも産卵ペースを取り戻す方法を数値と手順で解説します。
先に結論(優先順位の要点)
- 光(フォトペリオド):明るさ合計12〜14時間を確保(屋外は朝日、室内はタイマーLED)
- 温度:22〜26℃が最適。30℃超は産卵低下、32℃超で停止しやすい
- 水質:NH3/NH4(アンモニア/アンモニウム)・NO2(亜硝酸塩)=0、NO3(硝酸塩)<40mg/L、pH 6.5〜8.0、KH(炭酸塩) 2〜8dKHを維持
- 親の体調(栄養・比率・年齢):高タンパク主食+生餌少量、オス1:メス2〜3、成熟3〜4か月以上 猛暑対策は大切だが“光と温度のセット”と“水質・栄養”を先に揃えるのが最短です。
メダカが卵を産まない主な理由(体系的チェック)
- 光(フォトペリオド)
- 日照不足(曇天続き・屋内暗い)→産卵ホルモンが出にくい
- 対策:明るさ合計12〜14時間(屋内は6500K LED+タイマー)[PR:タイマー付LED]
- 温度
- 20℃未満→活動低下、30℃超→ストレスと溶存酸素低下、32℃超→産卵停止がち
- 対策:22〜26℃帯へ。猛暑日は遮光30〜50%+通風+表面揺らぎ
- 水質
- NH3/NH4・NO2検出/NO3>40/pH変動±0.3/日→負担大
- 対策:10〜20%小分け換水(温度差±2℃)、週2回の試験紙チェック[PR:試験紙]
- 親の体調・条件
- 痩せ・若すぎ/老齢・比率不適(オス過多)・過密
- 対策:主食小粒(たんぱく40%前後)+ブライン/ミジンコを週2〜3回、ご褒美少量[PR:主食小粒]
- 比率:オス1:メス2〜3/密度:1匹=2L目安
- 環境・設備
- 産卵床がない/強すぎる水流/隠れ家不足
- 対策:産卵モップ2〜3個/20L、スポンジFで弱流、細葉水草を1/3面積に[PR:産卵モップ]
- 行動サイン
- 追尾はあるが卵が見えない→光/温度/栄養を疑う
- メスが卵を腹部に保持したまま離さない→隠れ家/産卵床不足・落ち着かない
猛暑が原因のときの具体対策(今年のポイント)
- 遮光30〜50%(すだれ/ネット)、真昼直射を外す[PR:遮光ネット]
- 通風と熱源分離(コンクリ直置き→断熱板で底上げ)
- 表面の“ゆるい揺らぎ”(エア微増→溶存酸素アップ)[PR:ソーラーブリードポンプ]
- 水量・水深を増やして“熱容量”を上げる(小容器は統合)
- 給餌は朝夕に限定、日中は与えない(消化負担と水質悪化を避ける)
- クールダウンは“小さい氷を布で包んで浮かべる”など“ゆっくり”。温度差±2℃以内
7日間リセットプラン(産卵再開の最短手順)
- Day 1:測って整える
- 温度/光/NO2/NO3/pH/KHを確認→不足を是正(光12〜14h、22〜26℃帯)
- 10〜20%換水(同温・中和済み)→産卵床を2〜3個/20L設置
- Day 2:栄養チャージ
- 朝夕:主食小粒、夕方にブラインorミジンコ少量(5分で食べ切る量)
- 比率と密度を見直し(オス1:メス2〜3、過密解消)
- Day 3:静けさを作る
- 強流を弱め、隠れ家(水草)を1/3面積に、観察回数を減らす(人の影ストレス回避)
- Day 4:フォトペリオド固定
- 朝の自然光+LED追い照明で合計12〜14hをタイマーで固定
- Day 5:水質の微調整
- 測定→NO2=0、NO3<40、pH安定。必要なら10%換水
- Day 6:観察ポイント
- メスの腹がふっくら、朝に追尾が活発、産卵床の根元付近を確認
- Day 7:卵を確認→回収運用へ
- 付着卵があれば朝のうちに回収→別容器で管理(有精卵は目玉が見える)
よくあるケース別対処
- 卵を持つが離さない
- 人目・強流・床不足。→水流ダウン、床を増やす、隠れ家追加
- まったく追尾しない
- 光と温度が不足/不安定。→光12〜14h、22〜26℃に揃え、2〜3日継続
- 卵が白くカビる
- 無精卵や水質悪化。→親の栄養見直し、卵は別容器で弱エア、無精卵は除去
- 秋口で日照が短い
- 室内へ移動しLEDで日長を延長(12〜14h)、朝夕だけ自然光でもOK
産卵環境チェックリスト(数値で見える化)
- 光:合計12〜14h(タイマー運用で固定)
- 温度:22〜26℃(30℃超は産卵低下、32℃超は停止)
- 水質:NH3/NH4=0、NO2=0、NO3<40、pH 6.5〜8.0、KH 2〜8dKH
- 比率/密度:オス1:メス2〜3、1匹=2L
- 設備:産卵床2〜3個/20L、弱流、隠れ家1/3面積
注意・マナー
- 生体・卵・培養水の自然水系への放流はNG
- 薬剤や塩の使用はラベル厳守。マンション規約(排水・騒音)に配慮
まとめ
- 今年の猛暑は“確かに理由”だが、優先は光・温度・水質・栄養の4条件
- 12〜14時間の光+22〜26℃+NO2=0で“下地”を整えれば、7日以内の産卵再開が狙えます
- 産卵床の数と静けさも効くポイント。焦らず“数値で揃える”が最短ルートです
皆さんはどんな環境でしょうか。良ければ教えてくださいね!


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